就活ルールが廃止になると就活のスケジュールはどう変わる?

コラム

いま、2018年10月8日の日本経済団体連合会(通称:経団連)定例記者会見内の中西会長による“就活ルールの廃止”に言及した発言が話題になっています。

現在の“就活ルール”では、大学3年生の3月に会社説明会、そして4年生の6月に面接が解禁されていますが、現在の大学2年生(2021年春入社)の就職活動からはそうした縛りが無くなることになります。

“就活ルール”が廃止になることを受け、これからの就職活動のスケジュールはどう変わるのでしょうか。学生への影響を詳しく、分かりやすく解説します!

1.現在の”就活ルール”と廃止に伴う変更点

現在の“就活ルール”について改めて見てみましょう。


3.採用選考活動開始時期
学生が本分である学業に専念する十分な時間を確保するため、採用選考活動については、以下で示す開始時期より早期に行うことは厳に慎む。
広報活動 : 卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
選考活動 : 卒業・修了年度の6月1日以降
なお、活動にあたっては、学生の事情に配慮して行うように努める。


<引用:一般社団法人日本経済団体連合会採用選考に関する指針

上記の内容をわかりやすく説明すると「企業が選考の周知を開始できるのは3月、選考を開始しても良いのは6月から」ということです。

今までは、企業はこの時期より早く採用を開始することはこの規定に禁止されていました。

では、このルールが廃止になるとこれからの就活はどう変わるのでしょうか?

就活のスケジュールに関して変わる点は以下の3つです。

  1. 就活を始めるタイミングが人によって違ってくる
  2. 長期にわたって就活が可能になる
  3. 学生生活の早期から自分の将来について考える必要性が高まる

2.具体的にこれからの就活はどう変わるの?

1.就活を始めるタイミングが人によって違ってくる

1つめの変化は「就活を始めるタイミングが人によって違ってくる」可能性が出てくることです。

これまで設けられていた選考開始の制限がなくなることで、企業は優秀な学生をなるべく早く採用したいと選考開始を早める、通年採用を取り入れることが予想され、それに伴い、学生はそれぞれのタイミングで就活を始めることが出来るようになります

現在、学生生活の後半で海外留学する学生は、留学中に海外で開催される就活イベントに参加したり、帰国後に周りの学生に遅れをとって就活を始めたりする人が多いです。

もちろんイベントに参加しない企業の選考を受けることは難しいですし、帰国後は既に採用活動を終えている企業も多々あり、これまでは学生が就活をする際の留学によって受けるデメリットは多かったように感じます。

しかし、留学を予定している大学1、2年生にとっては企業側が通年採用を導入することにより、選択肢の幅が広がるのではないでしょうか。

また、各社の採用活動のピークがずれる可能性もあるため、留学を予定していない学生にとっても、現在の就職活動で見られる「面接(説明会)の日程が複数の企業で被ってしまい、選考を受けることが出来なかった」といった残念な結果を生む可能性を減らすことにもなるでしょう。

面接の日程が複数の企業で重なってしまうことは、あなたの未来を決めるための重要な選択肢の1つを失うことにも繋がります。

2.長期にわたって就活が可能になる

2つ目の変化は「長期にわたって就活が可能になる」ことです。

選考開始期間の廃止により通年採用が一般化することで、上記のような従来の「短期集中型」の採用フローよりも、長期にわたる実戦的なインターンシップなどを伴った「長期型」の採用システムに移り変わっていく可能性も考えられます。

このような「長期型」の採用システムでは、学生は入学直後から自分のやりたいことをじっくりと見極めながら就職活動を行うことができ、入社後のミスマッチを減らすことが出来るようになることが見込まれます。

逆に、”良い就活” のためには大学入学直後から自分のやりたいことを考え続けなければいけません。

3.学生生活の早期から自分の将来について考える必要性が高まる

3つ目の変化は「学生生活の早期から自分の将来について考える必要性が高まる」ことです。

就職活動が始まると、否が応でも、今まで生きてきたよりもずっと長い、これからのキャリアに対して真剣に向き合い、考えなければならない時期となります。

“就活ルール”の廃止によって企業の採用活動開始が早まると、たくさんの企業と接触する機会が増え、あなたが自分の人生に向き合う時間は自ずと増えていくはずです。

しかしそれと同時に、従来のような採用時期が決まっていた就活と違い、面接の開始時期は企業によってバラバラですし、一定期間に多くの企業が一斉に説明会を多く開いたりすることも無くなってしまいます。

そんな中で、あなたが主体的に考え、自分から情報をキャッチし、そして行動に移さなければ、就活を思い通りに進めることはできません。

いかがでしたか?

”就活ルール”が廃止に向かうこの状況の中で、あなたはこの学生生活をどう過ごしますか?

あなたの未来を決めるのは、あなた自身です。

まとめ


”就活ルール”が廃止になると
1.就活を始めるタイミングが人によって違ってくる
2.長期にわたって就活が可能になる
3.学生生活の早期から自分の将来について考える必要性が高まる

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2019.01.15