大学生も無関係じゃない?小学校プログラミング教育導入

コラム

2020年から小学校の指導要領にプログラミングが追加されることはご存知ですか?

「自分は小学生じゃないし、特に関係はない話」と思ったそこのあなた。

意外とそうではないかもしれません。

小学生ですらプログラミングを学ぶ時代だからこそ、むしろ関係ないでは済まされないのです。

今回はプログラミング教育がどう行われ、私たちにどのような影響を及ぼしうるのか解説していきます。

1.小学校の必修科目に

文部科学省によると、2020年4月以降の小学校の指導要領に、新しく「プログラミング教育」が追加されるそうです。

といっても「プログラミング」という科目が「国語」「数学」のように追加されるわけではありません。

これはよく誤解が起こる点なのですが、プログラミング教育は今ある科目を勉強する中で行われます。

具体例を挙げると、数学の時間に図形を描く場面があると思いますが、それをプログラミングで書いてみる。プログラミングで書いているので、図形を活用したり、想像力を育むことができる。と言った具合です。

2020年から小学生は、今までの科目に「プログラミング」的要素を加えた授業を受けることになる。

2.なぜ今プログラミングなのか

小学校プログラミング教育導入も含めて、なぜ今プログラミングがここまで盛り上がっているのか、意外と知らない方も多いと思います。

これには時代背景が大きく関わっています。

  1. テクノロジーの変化によるテクノロジーがわかる人材の需要増加
  2. 課題解決のためのプログラミング的思考の重要性の高まり

これらの事情から「プログラミングを学ぶこと」を重視する動きが高まってきています。

例えば、前期アメリカ大統領のバラクオバマ氏は、このプログラミングの重要性についてこのように語っています。

「ビデオゲームを買う代わりに、自分で作ってみよう。最近のアプリをダウンロードする代わりに、デザインしてみよう。プログラミングを学ぶことはあなたの未来のためだけじゃない。国の将来がかかっているのだ。」

https://www.youtube.com/watch?v=6XvmhE1J9PY

現にオバマ氏はプログラミング教育に5000億円もの予算を投資もしています。

他にもAppleの創業者のスティーブ・ジョブズや、Facebook創業者のマークザッカーバーグなど、有名実家たちがそろいも揃って、「プログラミング」の考え方を学ぶ重要性を強調しています。

これらの時代背景から、現在プログラミングがブームとなっている理由が読み取れたと思います。

3.必修科目化への狙い

上記の時代背景もあって、プログラミング教育は導入されることが決定しました。

ここからは具体的に文部科学省がどのような目的でプログラミング教育を導入するのかについて供述していきます。

文部科学省は、プログラミング教育の目的を3つの能力の育成に定めています。

コンピュータ関連の知識を学ぶイメージが強いプログラミング教育ですが、

コンピュータへの理解に加えて、文部科学省が強調しているのが、②の「プログラミング的思考」を育成するという点です。

「プログラミング的思考」とは、一体何なのでしょうか。

下の図をご覧ください。

引用:文部科学省「小学校プログラミング教育の手引き(第二版)」

上図のように、コンピュータに自分の意図した命令をするためにはこれら一連の動作を考えることが必要です。

その「考える」で、思考力・判断力・表現力等が自然に身につくのです。

このことから、プログラミングは小学生がこれからの時代に必要な考える力を育てるのにうってつけの教材と言えます。
重要なのは、「プログラミング教育」はあくまで「目的」ではなく「手段」として導入される面が大きいということ。
ここに文部科学省が「プログラミング」という科目を作らなかった所以があります。

4.私たちはどうすればいいのか?

プログラミング教育に関わらず、年下世代の教育改革は大学生にとって大いに影響があります。

例えば十数年後、世の中がテクノロジーのわからない中堅人材よりも、コンピュータなどのテクノロジーについての教育をたっぷり受けている若手を登用しようという考えになることは、十分考えられる話ではないでしょうか。

では、そのような未来に備え、今自分たちができることは何なのか。

「これをやっておけば間違いない」といったはっきりとした答えは、誰にもわかりませんが、未来に向けて何かしらのアクションをとることが大切なのではないでしょうか。

今回はプログラミング教育について紹介しました!
何か感じたことがもしあれば、ぜひ未来に向けてアクションを起こしてみてください!

【初心者でもわかる!】「プログラミング」とは

2019.01.28


参考資料

文部科学省「小学校プログラミング教育の手引き(第二版)」

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/11/06/1403162_02_1.pdf