知ってる?大学生にとっても重要な「新・社会人基礎力」

コラム

あなたは「新・社会人基礎力」を知っていますか?

「新・社会人基礎力」は平成30年に経済産業省が提唱した”社会人として必要な基礎的な力“のことです。

まぁ、まだ私は社会人じゃないし、関係ないか。

そう思ったそこのあなた!!そうではありません!!!

経済産業省では、各人が「新・社会人基礎力」を身に付けられるよう、日本の教育の各段階で意識されるべき問いが定められています

つまり、大学生の皆さんにもとても繋がりの深いものであり、いわば”社会人の準備期間”である大学生の今、「新・社会人基礎力」について知っておくことはとても重要なことなのです。

1.そもそも「社会人基礎力」って何?

社会人基礎力」とは、2006年に経済産業省が日本社会に向け提唱した、「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」のことで、社会人として必要な力が3つの能力、そして12の細かい能力要素に分けられています。

2.「新・社会人基礎力」とは?


2006年に発表された「社会人基礎力」は、現在もその重要性が謳われていますが、今後は人生100年時代、そして第四次産業革命という日本社会の下で「人生100年時代」ならではの切り口・視点が必要となってきます。

「人生100年時代」とは
英国ロンドンビジネススクール教授のリンダ・グラットン氏が長寿時代の生き方を説いた著書『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』で提言した言葉で「予測によれば2107年には主な先進国では半数以上が100歳よりも長生きする」といわれています

<参考: 日本の人事部

「第四次産業革命」とは
18世紀末以降の水力や蒸気機関による工場の機械化である第1次産業革命、20世紀初頭の分業に基づく電力を用いた大量生産である第2次産業革命、1970年代初頭からの電子工学や情報技術を用いた一層のオートメーション化である第3次産業革命に続く、AIやIoTおよびビッグデータなどの技術革新のことを指します

<参考: 内閣府/日本経済2016-2017

こうした状況を踏まえて、これまで以上に長くなる個人の企業・組織・社会との関わりの中で、ライフステージの各段階で活躍し続けるために求められる力として「人生100年時代の社会人基礎力」が新たに定義されました。

さらに、自らのキャリアを切り拓いていく上で、それぞれの能力の目的、学び、組み合わせのバランスを図っていくことが重要だという点から、従来の3つの能力を「何を学ぶか」「どのように学ぶか」「どう活躍するか」の視点から考える、「新たな3つの視点」も導入されました。

これが、いわゆる「新・社会人基礎力」と呼ばれるものです。

それでは、「新・社会人基礎力」について詳しく見ていきましょう。

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3.「新・社会人基礎力」を詳しく見ていこう

「新・社会人基礎力」では、社会人にとって必要な能力を大きく3つに分けて考えています。

1.考え抜く力(シンキング)
2.前に踏み出す力(アクション)
3.チームで働く力(チームワーク)

そして、3つの能力それぞれを細かな要素に分けています。

引用:経済産業省/人生100年時代の社会人基礎力について

1.考え抜く力(シンキング)

・課題発見力

問題を発見する力

・計画力

見えない未来を予測する力

・想像力

抽象的に物事を考えたり、物事の価値を判断する力

2.前に踏み出す力(アクション)

・主体性

広く主体的に行動する力

・働きかけ力

異文化集団の中で信頼を得て、周囲を巻き込む力

・実行力

組織にただ従うことなく、高い志を持って最後までやり切る力

3.チームで働く力(チームワーク)

・発信力

相手との壁を越えて多様性を生かして対話する力

・傾聴力

他人の話をよく聞き、関係構築をする力

・柔軟性

変化に前向きに対応する力

・情況把握力

場の状況や人の感情を把握する力

・規律性

高い倫理観を持って正しい選択をする力

・ストレスコントロール力

ストレスの根源を認識し上手く付き合っていく力

これら3つの力それぞれをバランスよく開発していくことによって、

各人が自分自身の能力と責任でキャリアを切り拓いていくことが可能になると考えられています。

ここまでのまとめ
「新・社会人基礎力」とは、社会人にとって必要な基礎的な能力である
1.考え抜く力(シンキング)
2.前に踏み出す力(アクション)
3.チームで働く力(チームワーク)

の3つを指す


これらの力をバランスよく向上させることが、社会人として自分自身でキャリアを歩んでいく助けとなる

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4.大学生が心に留めておくべきことは?

ここまで、「新・社会人基礎力」の3つの要素

1.考え抜く力(シンキング)
2.前に踏み出す力(アクション)
3.チームで働く力(チームワーク)

を見てきました。

さらに、「新・社会人基礎力」においては、自分の道は自分で切り拓いていくという自覚と責任を持って、各人が自分の能力や経験について適宜振り返りを行えるよう、

ライフステージの各段階で意識することが求められる“問い”を示すことが有用であるという考えに基づいて、

1.何を学ぶか(学び)
2.どのように学ぶか(組み合わせ)
3.どう活躍するか(目的)

という3つの視点(問い)を置いています。

引用:経済産業省/人生100年時代の社会人基礎力について

それでは、”大学生“というライフステージでは、「新・社会人基礎力」3つの力を育てるため、それぞれの視点においてどんな問いを意識しなければならないのでしょうか?

以下の問いについて、あなたも普段の自分の大学生活を思い浮かべながら、是非、一緒に考えてみて下さい。


1.何を学ぶか(学び)

どんな専門分野を修めて社会で活躍するための礎とするか

あなたが今大学で学んでいることは、あなたの将来にどう繋がっているのでしょうか?
目の前の単位を取ることに精一杯になっていませんか?

2.どのように学ぶか(組み合わせ)

年代、文化、地域などを超えた多様な人と関わっているか

大学生活の中で多くの人と出会えていますか?
あなたが今生きている社会は閉鎖的ではないですか?

3.どう活躍するか(目的)

自分の得手、不得手を踏まえて、企業や社会とどのように関わりたいか

あなたは自分の得意不得意や好き嫌いを自分自身で理解していますか?
そしてそれをどう活かす/どう克服していきたいですか?

以上3つの問いを自分に投げかけて、普段の大学生活での自分の行動や思考を振り返ってみて下さい

今までは気にしていなかった、考えていなかったことが見えてくるはずです。

このように、何を学ぶか、どのように学ぶか、どう活躍するかという3つの問いを意識して大学生活を過ごしながら、気づきを得て、自己理解を深めていくことが

社会人における能力開発にも繋がっていきます。

ここまでのまとめ
新・社会人基礎力においては、3つの力を常に振り返りながらバランスよく向上させることができるように
1.何を学ぶか(学び)
学び続けることを学んでいるか
2.どのように学ぶか(組み合わせ)
自らの多様な体験、経験や能力を組み合わせられているか
3.どう活躍するか(目的)
自己実現や社会貢献に向けて行動しているか
という3つの視点(問い)を置いている

いかがでしたか?

「社会人基礎力なんて大学生には関係ない!」

そんな考えは今日で捨て去り、社会人に向けてしっかり準備していきましょう!

5.まとめ

「新・社会人基礎力」とは、社会人にとって必要な基礎的な能力である

1.考え抜く力(シンキング)
2.前に踏み出す力(アクション)
3.チームで働く力(チームワーク)

の3つの力を指しています。

そしてその3つの力において、自分の大学生活の中で

1.何を学ぶか(学び)
2.どのように学ぶか(組み合わせ)
3.どう活躍するか(目的)

の3つの視点から自分の経験や能力について自分自身で常に問いかけることが大切です。

そうすれば、社会人になったときに必要な能力を大学生のうちから身につける練習になるでしょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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