留学2.0 〜”普通”の留学じゃ時代遅れ!?〜

コラム

(1)留学って?

「留学」と聞いて、皆さんはどんなものを想像しますか?

✔︎語学留学
✔︎交換留学
✔︎私費留学
✔︎スポーツ留学
✔︎芸術留学
✔︎研究留学

ひとえに留学と呼んでも、その期間や目的は多岐にわたります。

今でこそ、私たちにとって身近な存在となった「留学」。

文科省主導の官民共同留学促進プロジェクト『トビタテ! 留学JAPAN』をはじめとする様々な奨学金システム、およびプログラムも拡充し、国家として留学を後押しする風潮も目立っています。

また、最近ではリカレント教育に代表されるように、社会人として就労経験を積んだ後で、再び学びを深める人も増加しています。

留学制度の充実度が大学選びの軸になるほど、世の中で熱を帯びている留学。

皆さんも、一度は留学について考えた経験があるのではないでしょうか?

(2)増える日本人留学生

独立行政法人日本人学生支援機構が実施している「協定等に基づくに保温人学生留学状況調査」によると、日本人留学生の数は2009年以降、その数が継続して増加していることが分かります。

協定等に基づく日本人学生状況調査 (JASSO)

この背景には、先述したものを含み、

✔︎奨学金制度の充実
✔︎留学プログラム、およびサポート体制の充実
✔︎留学実態の可視化
✔︎グローバル化の進行

などが考えられます。

世界では保護主義政策に起因した先行き不安、日本では入国管理法改正に伴う外国人労働者の増加など、これからの世界の動向に目が離せない状況が続いていますが、日本人留学生の数における増加傾向はしばらくは続くと考えられます。

(3)そもそもなぜ留学?

なぜ留学に行くのか。

留学のハードルが下がったとは言え、それだけでは留学する理由にはなりません。

もちろん、留学することの理由は人によって異なるでしょう。

✔︎語学力を高めたい
✔︎世界の仲間と机を並べて勉強したい
✔︎異文化に身を置きたい
✔︎幼い頃住んでいた町で学んでみたい
✔︎力試しがしたい
✔︎とにかく行きたい

などなど、

留学した人の数だけその目的は存在すると思います。

しかし、

お金を払ってまで、日本での時間を失ってまで、卒業を延期してまで、家族や友人と離れてまで留学に行く決意をするということは、

留学に行くこと=メリットがある(と確信している)からでしょう。

では、実際にどんなメリットがあるのでしょうか。

(4)留学のメリットとは?

まだ留学が今ほどの熱を帯びていなかった頃は、
他の学生との”ちがい”を示すために、留学は役立ったでしょう。

新卒一括採用が主流の日本において、書類に「留学経験あり」と書いてあれば、比較的簡単に”あなた”を表現できたかもしれません。

ですが、ここで一度立ち止まって考えたい。

日本人留学生の数が増加の一路をたどっていることはすでに見た通りです。

だとすると、果たして「留学経験あり」というラベルが、
本当に”ワタシ”を示すために有効な手段と言えるでしょうか。

むしろ、

✔︎なぜ留学に行ったのか
✔︎現地でどんな苦労や葛藤があったのか
✔︎困難をどう”自分なり”に乗り越えたのか

が問われるようになっています。

時と場合によっては、
不確実性の中に飛び込んでみる勇気を持つことも大事です。

だけど、それ以上に

「なぜそこに飛び込みたいと思ったのか」

自分の心に問いかけることの方が大事になっているとも言えるでしょう。

(5)ちょっとまった!!留学はあなたにとって必要?

「目的がないから留学してはいけない。」

もちろん、そんなわけではありません。

ですが、一度立ち止まって「なぜ留学に行きたいのか」について考えた時、
果たして「留学」あなたのやりたいこと、なりたい姿、経験したいことを実現する上で、最適な「選択肢」でしょうか。

(6)留学よりも大切なこと

留学はあくまでも、「目的」ではなく「手段」ではないでしょうか。

今や、世界の名門大学の授業を無料で、いつでもどこにいても受けられる時代。

観光地に行けば多くの外国人がいますし、学内には留学生もたくさん在籍しています。
企業や自治体が主導するインターンシップの機会も増え、むしろ、情報過多であることを否めないような現実。

数ある選択肢(手段)の中から、なぜあなたは留学を選択したいのでしょか?

目的と手段の図解

目的と手段は両輪です。

目的があるから手段を選ぶことができ、
また、手段を通じてより洗練された目的にたどり着くことができます。

目的と手段を見誤らないことこそ、
一度しかない人生を”あなたらしく”送るために大切なこと。

留学に行く前に、
「自分は何がしたいのか」
「自分はどうなりたいのか」
について、一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。

きっと考え抜いた先に、
「留学先でしかできないこと」や「自分にしかできないこと」といった深い目的を見つけることができるでしょう。