就職活動から考える、関西と関東の学生の違い【後編】

コラム

前回の記事『就職活動から紐解く、関西と関東の学生の違い【後編】』では、定量的なデータを用いながら、関西と関東の間に存在する

✔︎学生数と企業数の違い
✔︎就職活動観の違い
✔︎企業志向の違い
✔︎企業選択軸の違い

について見ました。

結論から述べると、上記項目においては両者に大きな差は存在しないことが分かりました。

ですが、そこで興味深かったのが、進路(起業を含む)を決定する上で「自分のやりたいこと」、「やりがい」、「自分のありたい姿」の重要性が極めて高まっていることです。そうした背景がある中、皆さんはどのような学生生活を過ごしていますか?今の学生生活に満足していますか?

1. 大学生活の違い

関西圏の大学に所属する大学生、関東圏の大学に所属する大学生、両者が過ごす大学生生活にはどのような違いが存在するのでしょうか。

そもそも、日本においては大学生活における学生の自由度が極めて高いです。また、海外の大学に比して一般的に*授業の課題が少なく、1クラスあたりの人数も極めて多いと言われたりします。これを問題と捉えるかどうかはさておき、ポイントは『自分の意思』次第で、大学生活を通じての経験・学び・出会いに大きな差が生まれるということです。

さぁ、ここで皆さんに質問があります。

一般に「大学生活」と聞いて、皆さんが思い浮かべるものはなんでしょうか。

✔︎学業
✔︎部活
✔︎バイト
✔︎サークル
✔︎留学
✔︎インターン
✔︎起業

などなど、もちろん人によって思い浮かべるものは違うでしょう。

ただこうした項目を見ていただいたら分かる通り、デジタル時代に生きる私たちは、かつてとは比べ物にならないほど身近に多くの選択肢があります。

「どの選択にも正解はない。その選択を正解にするのは自分自身だ!」
なんて言われても、選択肢を捨てることって、なかなか勇気がいりますよね?

どんな選択肢をどんな理由で選択するべきなんでしょうか?

今日はその中でも数ある選択肢の中で、
「インターンシップ経験」について考察してみたいと思います。

さっそく、ここで株式会社マイナビが公表している「2020年卒 マイナビ大学生インターンシップ前の意識調査」を見てみましょう。

「大学学部3年生6月までにインターンシップを経験したことがありますか」という質問に対する関西と関東の学生の回答が以下の通りでした。

資料) 「2020年卒 マイナビ大学生インターンシップ前の意識調査」, 株式会社マイナビ

また、「学部3年生になる前に、インターンシップに参加したことがあるか」という質問に対しては、

資料) 「2020年卒 マイナビ大学生インターンシップ前の意識調査」, 株式会社マイナビ

という結果でした。

中でも注目されたいのは、
関東圏に在籍する学生の学部3年生になるまでのインターンシップ経験者の割合です。

当該調査においては、インターンシップに関する具体的な定義が設定されていないことに留意しなければなりませんが、短期(ここでは1ヶ月未満と定義)のインターンにおいても、長期(1ヶ月以上)のインターンにおいても少なくとも現場で働かれている社会人の方々とディスカッションし、早くから実社会で求められる知識・スキルを養うチャンスに溢れています。

また、当然ではありますが、そうした自分よりも2歩、3歩先の人生を歩む人たちとともに時間を使い、頭を使うことで、『できない自分』や『目を離したくなる自分』に立ち会うことも少なくないでしょう

そうした自分に直面することが、自分の本当の価値観を探る、次の挑戦を見つける、自分のありたい姿をイメージする上では非常に重要と言えます。

もちろん、ここで述べたいのは「なんでもいいからインターンシップに参加しましょう」ということではなく、インターンシップ(特に、期間が長く、本気のコミットが求められるもの)に参加すると、相対的にそうした機会が増えるということです。

・そもそも関西にインターンシップの数が少ない(企業集積数の問題で)
・インターンシップ経験者が少数派
・プラットフォームが希薄

など理由は色々とありますが、相対的にインターンシップ機会の選択肢が少ない多くの関西の学生は、知らないうちに生まれた”差”に気づいていない可能性も否めません。

2. 今できることとは?

では改めて、皆さんが今からできることとは何か?

ここまで読んでくださった方々の中には、

「よし、とりあえずやってみないと分からないから、インターンに行ってみよう」

と思われた方もいるでしょう。

逆に、

「インターンに行こうが行かまいが、自分次第。自分は興味ない。」

と思った方もいらっしゃるかもしれません。

大切なことは、


✔︎PDCAよりもDCPA
まずはトライ。自分が好きかどうか、向いているかどうかはそのあとに”整理して”分かること

✔︎やる目的をクリアに
なぜ今時間とお金を使って、その活動に取り組んでいるのか。あるいは取り組む中で「何を得たい」、「どんな自分になりたい」のかを考え抜く

✔︎井の中の蛙にならない
筆者自身も含めて、世の中、想像以上に様々な機会や情報で溢れています。その意味では、常に情報が入ってくる環境を自ら作り出すことが大切

*3点目の「井の中の蛙にならないための方法」については、また記事配信をしたいと思います。

の3つです。

そして、きっとこれらは皆さんもとっくに分かっているはず。
でも、「分かっていながら行動できていない」と感じる人も少なくはないでしょう。

「知っていること」と「行動していること」の間には大きな差があります。

ですがきっと、「難しい」、「できない」、「どうせ…」と諦めの声が聞こえてくるのは、はじめの一歩を踏み出すその瞬間だけではないでしょうか。

さぁ、心の中に浮かんだモヤモヤ、

一歩フミダスことで解消していきませんか?